ミニレビュー
大前氏が言いたかったことはすべて13ページほどのプロローグに集約されています。本文は基本的に、そんな「やりたいことをやってきた」人間のサンプルとしての自分の回想録のようなものです。
プロローグを過ぎてなお残りを読もうと決めたならば、決して「大前さんだから出来た話だけどね」と斜に構えてしまったり、彼の能力や境遇といった成功要因を探して、自分の人生が彼の人生ほど面白そうでないことの言い訳探しをするのは止めて、素直に感心しながら読んでください。そう出来ない方は読んでもフラストレーションが溜まるだけでしょう。