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「豊かなる衰退」と日本の戦略

この本が発売されて間もない頃に、おもしろそうだなと思って買ったのですが、目次を見るとちょっと堅そうでしたので、後回しになっていました。

で、読み始めてみたところ、とてもおもしろいし読みやすい。一気に読了してしまいました。

少子高齢化、人口減になるこれからの日本で、従来通りの「経済成長」は不可能になる、すなわち経済的には「衰退」せざるをえないであろうことを前提に、それではどのような方法で今後「豊か」な生活を続けていくことができるであろうか、という方法論を、日本社会全体を視野に据えた大きな視点で、具体的に提案しています。

キーワードは「拡大首都圏」「週休三日制」「二カ所居住」「二次市場」「観光立国」で、主役は高齢者と女性。
ありがち、もしくは逆に非現実的、とも見えますが、僕にはとても斬新かつ現実的な方向性に思えました。

この著書の中では一切出てきませんが、これにネットワーク・インフラを活用したコミュニティの力を加えると、さらに現実性が増すようにも思います。

これからの社会のあるべき姿を考え、それを自分の人生にあてはめて自分戦略を考えてみては、ということで、このカテゴリにおいておきます。