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コンセプトノート

025. コーチングとカウンセリングの違い

コーチングとカウンセリング(とコンサルティング)の違いってなんだかご存知ですか。私はどちらも素人なので、先日コーチングに詳しい知人に聞いてみました。よく聞かれる質問らしく、分かりやすい例え話をくれたのでここで紹介しておきます。鵜呑みにして書いてしまいますと:

例えばあなたが一本道を歩いているとしましょう。

  • 元気を失い、石につまずいて倒れたまま立ち上がる気力もない。そういうときにあなたを起こし、歩けるようにしてくれるのがカウンセリング
  • 一本道を歩いていく、その一歩一歩を充実させ意味あるものにしてくれるのがコーチング
  • 大きな石が道を塞いでいて、自分の力ではどかせそうも無いときにその石を除いてくれるのがコンサルティング

これはコーチの方が考えた、コーチングが解決しない領域を分かりやすく教えてくれている点で有用な例えだなと思いました。カウンセリングという言葉も様々に使われますが基本的には代替医療であり、異常を正常に近づける目的があります。コーチングは異常も正常もなく(コーチとして相対するときには「あなたも私も間違ってはいない」と頭の中で唱えるそうです)、ただ本人が自身の中に既に持っている答えを引っ張り出す手助けをするものであると、そのように理解しました。

コーチングにも色々「流派」があるそうですし、もともと厳密に分類できるものでもないでしょうね。例えばキャリアカウンセリングという言葉がありますが、コーチングという言葉が先に流行していればキャリアコーチングという言葉が一般的になっていたかもしれません。上の例え話を使って考えてみると、適性・適職診断テストなどを通じて本人に考える材料を与えたりしながらキャリアを考えるというスキルを伝授する側面はカウンセリング的、面談などを通じて本人の自覚を待つ・促すという側面はコーチング的・・・?(そういえば私はキャリアカウンセリングなるものも実際に経験したことがないのでした。識者からのコメント歓迎します)

さて起-動線が提供している自分ナビ作成プログラムはといえば、これはセルフ・コーチング形式と言えるでしょう。先日募集を開始したモニターに応募してくださった方の中にもコーチング業界(?)の方がいらっしゃいますので、フィードバックが楽しみです。