概要:
74年以来ロンドンに在住されており3児の母である著者から見た、
イギリス式教育やイギリスの子供たちを取り囲む社会を紹介した
本です。
推薦対象者:
お子さんをお持ちの方はもちろん、これからの日本を背負う子供たちに
どんな社会を残してあげるべきかを考えている方へ。
推薦ポイント:
これまでの日本の教育システムとの違い、教育に対する姿勢の違いがよく
分かりました。一般に「ゆとり教育」「褒めて育てる」というのが理想と
いうのは良く聞きますが、実際にそのように育てるとどのような子供に育
つのか、具体的なイメージがわかなかった私ですが、この本を読んで少し
つかめた気がします。
日本の教育もある意味イギリス式のよい点を取り入れ、どんどん良くなっ
て行く途中かと思いますが、一方、「『学校に金八先生はいらない』諏訪
哲二(洋泉社)」というショッキングなタイトルの本を読むと、教育の現
場における教師の方々の大変さや、私たち大人の役割の重要性を気付かせ
てくれ、身が引き締まる想いがします(個人的には著者の考え方やスタンスには100%賛同
できないのですが)。セットで読むといろいろ考えさせられます。
参考:『学校に金八先生はいらない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896913388/archit-22