カテゴリー
資料

すぐ使える仕事英語――英語公用語化、外資系のリアル


ミニレビュー

外資系企業勤務の長かった著者が、「仕事英語」という切り口で英語の学び方・使い方を語った本。イメージをつかんでいただくために目次を引用します。

引用:

はじめに ネイティブ・レベルでなく仕事をこなす英語力が身につけばいい
第1章 仕事英語は難しくない
第2章 脱ブロークン英語のコツ
第3章 会議を乗りきる仕事英語
第4章 英語プレゼンテーションの準備
第5章 プレゼンテーション本番の仕事英語
第6章 英文メール、レポートはこう書く
第7章 就職・転職のための仕事英語
あとがきにかえて ポイントを押さえて勉強すれば、必ず身に付く仕事英語

会議・プレゼン・メール・報告書といったシーン別になっているので臨場感を持って読めました。各章は1〜3ページ程度の短いトピックで構成されていて、その中にさまざまな言い換えの事例があります。たとえば「明日の昼までにこのレポートを完成させてください」と丁寧に依頼するには?というトピックでは、10もの英文に言い換えたうえでそれぞれ日本語の訳文が付いていて、語感の違いを教えてくれます。

わたしも一応外資系企業にいたので「そうそう!」という箇所もありましたが、それ以上に「あー、こう言えばいいのか……」という例がたくさんありました。
たとえば目次を眺めていると、第3章に『「総論賛成、各論反対」はどう言う?』なんてのがあります。んーどう言うのかなと思ってめくってみると、一例として
「Yes and No. を切り出しに使う」と書いてあります。これはいいですね。複雑なイイタイコトがたった三語で要約できる。こうやって切り出しておけば、聞く方も安心というものでしょう。

リスト (from *ListFreak)