- タイトル:マインドフルネスストレス低減法
- 著者:ジョン・カバットジン(著)、Jon Kabat‐Zinn(著)、Kabat‐Zinn,Jon(原著)、春木 豊(翻訳)
- 出版社:北大路書房
- 出版日:2007-09-05
ミニレビュー
「マインドフルネス」は、初期仏教におけるサティ、『今という瞬間に完全に注意を集中して自分を客観的によく観察し、「今・ここの自分」に現在進行形で気づいていくこと』(Wikipedia)
」の英訳です。マサチューセッツ大学に籍を置く著者は、初期仏教の瞑想技術のもたらす高い癒しの効果に着目し、宗教色を取り除いた8週間のストレス軽減プログラムを開発しました。本書は、その解説書です。
仏教の専門家が説く瞑想の方法と基本的には同じ方法なのですが、平易な表現のせいかある種のエクササイズのように読めます。マインドフルネス(本書では「注意集中」)のもたらす効果について学べる一冊。
※本書は当初『生命力がよみがえる瞑想健康法―“こころ”と“からだ”のリフレッシュ』として訳出されました。その後現在のタイトルで、違う出版社から出ています。わたしが読んだのは古い方。ただし、訳は同じ(はず)です。
(参考)
Center for Mindfulness in Medicine, Health Care, and Society at UMass Medical School