ミニレビュー
著者は臨床心理カウンセラー。新書ながら情報密度は高めでお買い得な感じ。コツ毎にまとめの問いかけがあったり、いくつかのコツのまとめページがあったりして、読みやすさに対する配慮もなされています。「コツ」というにはディープなスキルも混ざっていますので、それなりに練習が必要そうです。
15のコツを、目次を編集して引用します。
- 相手の「得意なフィールド」を尊重する
- 自分の「承認欲求」と「防衛反応」の発動を抑える
- 話し手が使ったキーワードを共有する
- 無能になって聞き、無知になって教わる
- 相づちは「話し手のトーン」に合わせる
- 「同調効果」を使う(相手のペース・雰囲気に合わせる)
- 相手の意見を「受容」してから「共感」する
- 言葉の意味よりも「気持ち」に耳を傾ける
- 求められていないアドバイスをしない
- 話し手の存在価値を大きく感じさせる
- 「リフレーム」(肯定的な言葉への置き換え)で前向きさを取り戻させる
- 「見えない言葉」(肯定的に捉える姿勢)で相手の気持ちを支える
- 話し手のキャラクターを尊重する
- 相手が「評価してほしい部分」を評価する
- 「聞き方のクセ」と「心のクセ」を知る
聞き上手になる15のコツ – *ListFreak