ミニレビュー
プレゼンテーションに関する本は数多いです。著者はショービジネス出身でプロのビジネス・プレゼンテーションのコンサルタント(←こんな職業があるんですねえ。ぜひ挑戦してみたい)。IT業界の企業を中心として、CEOが行う重要なプレゼンテーションの支援をしています。
その著者が、プレゼンテーション先進国のアメリカで2003年に出版したこの本は、しかし、驚くほどオーソドックス。プレゼンテーション好きの私には少々物足りない気がしましたが、「これだけはきちんとおさえよう」というチェックリストとして捉えれば、こういう本をじっくり読んで準備をするのがいいのかもしれません。
ひとつ、「なるほど」と思ったtipsを紹介します。それは、「箇条書きの行頭記号はないほうがよい」(125ページ)ということ。なかったら読みにくいじゃないかと反射的に思いましたが、行頭記号なしで字下げや行間の調整でも十分見やすい文字量に絞り込むことの重要さを説いているのかなと思いなおしました。
で、ちょっと試してみると、たしかに意外に行頭記号をなくして構成したほうがスッキリするケースも多いことに気がつきました。
(参考)
> “Power Presentations”(著者の企業)
> “An Interview with Jerry Weissman”
> つづろーぐ「目的に合った道具を」