カテゴリー
資料

知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

  • タイトル:知識創造の方法論
  • 著者:野中 郁次郎(著)、紺野 登(著)
  • 出版社:東洋経済新報社
  • 出版日:2003-04-03

ミニレビュー

辞書として読むとよいかも

哲学から経営学までをカバーしようとする領域の広さ、知の方法論の歴史的な解説を行おうとする時間軸の長さ、そして限られた紙面で相当量の単語を説明しようとする深さ

かなり欲張りな本です。ビジネス書として「方法論」と呼ぶにはずいぶん抽象度が高く、むしろ個々人が自分なりの方法論を考えるための「辞書」というつもりで読むとよいのかなと思いました。

ただ読んでいくと単語の多さに圧倒されます。しかし例えば、「オレ流発想法」みたいなものを予め考え、それを検証するために拾い読みしていくと、「似たようなことは昔から考えられていたのか」というような発見があり、そこであらためて深く学習する気になるかもしれません。