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シンプル人生の経済設計


ミニレビュー

全体に、40歳代の男性を念頭に置いて書かれているようです(著者は出版当時45歳くらい)。

家計を考えると、「専業主婦」と「子供」と「マイホーム(不動産ローン)」が人生の三大不良債権だという指摘はすっかり有名になりました。

不動産ローンの処理についてはやや詳しく触れています。専業主婦については「働きに出す」という言葉(←世代を感じますね)で説明しています。この2つは理解できました。しかし「子供」については経済的なマイナス面の記述以外には対処法が提案されていません。強いて言えば、「極力持たないようにしよう」とは書かれていますが、これではいかにも食い足りない。

子供も伴侶も含めた、家計全体でのシンプルライフを提案してくれるところまで目配りがあれば、もっと共感できたのにな、と感じました。新書ですからあまり多くを期待することもできませんが。

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